用語集 (Glossary)
Nano Banana Pro や画像生成AIのコミュニティで頻繁に使われる用語を解説します。
アウトペインティング (Outpainting)
Section titled “アウトペインティング (Outpainting)”画像の「外側」を描き足す機能。 「ズームアウト」や「背景拡張」とも呼ばれます。元の画像の構図を維持したまま、見切れている部分や周囲の風景を生成し、キャンバスを広げることができます。
インペインティング (Inpainting)
Section titled “インペインティング (Inpainting)”画像の「内側」を修正する機能。 「部分編集」や「マスク修正」とも呼ばれます。画像の一部を指定(マスク)し、その部分だけを再生成することで、指の修正や不要な物体の消去を行います。
ウォーターマーク (Watermark)
Section titled “ウォーターマーク (Watermark)”画像に埋め込まれる透かし。 Nano Banana Pro では、Googleの電子透かし技術「SynthID」が採用されています。これには、人間の目に見える「可視ウォーターマーク(Gemini Spark)」と、専用ツールでのみ検出できる「不可視ウォーターマーク」の2種類があります。
概念の出血 (Concept Bleeding)
Section titled “概念の出血 (Concept Bleeding)”プロンプト内の異なる要素が混ざり合ってしまう現象。 例:「青い服の男と赤い服の女」と指示したのに、両方とも紫の服になってしまうなど。Nano Banana Pro はこの現象を抑える能力(分離能力)が非常に高いとされています。
クォータ (Quota)
Section titled “クォータ (Quota)”利用枠、制限。 一定時間内に生成できる画像の枚数制限のこと。「429 Too Many Requests」エラーが出た場合は、このクォータを使い切った状態です。
シード値 (Seed)
Section titled “シード値 (Seed)”画像生成の「乱数の種」。 同じプロンプトと設定でも、シード値が異なれば全く違う画像が生成されます。逆に、同じシード値を指定すれば(理論上は)同じ画像を再現できます。キャラクターの一貫性を保つ際などに重要になります。
シンセID (SynthID)
Section titled “シンセID (SynthID)”Google DeepMindが開発した、AI生成コンテンツ向けの電子透かし技術。 画像の画質を損なうことなく、AIによって生成されたことを証明する情報を埋め込みます。編集や圧縮を行っても検出可能です。
推論コア (Reasoning Core)
Section titled “推論コア (Reasoning Core)”Nano Banana Pro (Gemini 3) の最大の特徴とされる概念。 単にテキストを画像に変換するだけでなく、LLM(大規模言語モデル)の能力を使ってプロンプトの論理構造や因果関係を「理解」し、最適な構図を計画してから描画を行う仕組みを指します。
タグスープ (Tag Soup)
Section titled “タグスープ (Tag Soup)”masterpiece, best quality, 1girl, blue hair... のように、単語をカンマ区切りで羅列するプロンプト形式。
Stable Diffusionなどの従来モデルでは主流でしたが、Nano Banana Pro では自然言語(文章)での指示の方が推奨されます。
ナノバナナプロ (Nano Banana Pro)
Section titled “ナノバナナプロ (Nano Banana Pro)”Google の画像生成モデル「Gemini 3 Pro Image」のコミュニティ内での愛称・コードネーム。 公式名称ではありませんが、親しみを込めてこう呼ばれることがあります。
バイブコーディング (Vibe Coding)
Section titled “バイブコーディング (Vibe Coding)”厳密な仕様定義よりも、感覚的(Vibe)な指示や試行錯誤を通じて、AIと共にコードや作品を作り上げていくスタイル。 「なんとなくいい感じに」という抽象的な指示からスタートし、対話を通じて詳細を詰めていくプロセスを指します。
ハルシネーション (Hallucination)
Section titled “ハルシネーション (Hallucination)”AIが事実に基づかない情報を生成すること。 画像生成においては、指が6本になったり、存在しない物体が描かれたりする現象(アーティファクト)を指すこともあります。
プロンプト (Prompt)
Section titled “プロンプト (Prompt)”AIに対する指示出し(呪文)。 テキストプロンプト(文章)とイメージプロンプト(参照画像)があります。
マルチモーダル (Multimodal)
Section titled “マルチモーダル (Multimodal)”テキスト、画像、音声、動画など、複数の種類のデータを一度に扱える能力。 GeminiモデルはマルチモーダルAIであり、テキストと画像を同時に理解して処理することができます。
リーズニング (Reasoning)
Section titled “リーズニング (Reasoning)”推論。 AIが与えられた情報から論理的に考え、答えを導き出すプロセス。Nano Banana Pro はこの能力が強化されており、「なぜその画像になるのか」を理解した上で生成を行います。