構図・ポーズ制御 (Control)

[!WARNING] 🚧 このページの内容は一部未検証です。Nanobanana Pro に ControlNet 相当の機能が実装されているかは公式情報で確認できていません。

プロンプトだけで複雑なポーズや構図を指定するのは困難です。 Nanobanana Pro の Control Mode（ControlNet相当）を使えば、線画や骨格情報を使って生成結果を強力に制御できます。

1. Structure Reference (構造参照)

画像の「輪郭」や「奥行き」だけを抽出して、新しい画像を生成します。

• Canny (線画抽出): 元画像の線画を抽出し、その線に沿って色を塗ります。線画の色塗りに最適です。
• Depth (深度推定): 手前にあるものと奥にあるものの関係（奥行き）を維持します。構図だけを借りて、全く違う絵を描くのに便利です。

活用例: ラフ画からの清書

1. 自分で描いた下手なラフ画をアップロード。
2. Structure Reference (Scribble) モードを選択。
3. プロンプトで「高品質なアニメイラスト」と指定。
4. ラフの構図そのままに、プロ級の作画で清書されます。

2. Pose Control (ポーズ制御)

OpenPose と互換性のある機能です。 棒人間（スケルトン）の画像を読み込ませることで、キャラクターに任意のポーズを取らせることができます。

使い方

1. Pose Image: ポーズを指定したい画像（写真でも棒人間でも可）をアップロード。
2. Mode: Pose を選択。
3. Prompt: キャラクターの外見を指定（例: 1girl, school uniform）。

[!TIP] 「手」の描写が難しい場合、手の形がはっきり写っている写真をPose参照として使うと、指の崩れを大幅に減らせます。

3. Style Transfer (画風転送)

画像の「構図」ではなく「画風（塗り方、色使い）」だけをコピーします。

• Reference Image: 模倣したい画風の画像をアップロード。
• Mode: Style を選択。
• Strength: 画風の適用強度を調整（0.5〜1.0）。

これにより、「ゴッホ風のサイバーパンク」や「水彩画風のメカ」といった実験的な生成が可能になります。